モンクレール1952クラシックをポップに昇華

モンクレール Tシャツ コピー」は、世界的クリエイターとのコラボコレクション「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」の2019年春夏第2弾として、“2 モンクレール 1952”を1月31日に世界同時発売する。一部の「モンクレール」店舗およびセレクトショップで取り扱う。

今回、メンズコレクションではアーティストのヘイ・ライリー(Hey Reilly)と協業。グラフィカルなカラーの切り替えが特徴的なブルゾン(26万7000円)や「モンクレール」の巨大なレタリングプリントのスエット(7万7000円)など、ポップで都会的なデザインを打ち出した。

ウィメンズでは、「MONCLER」のつづりを分解して全面に散りばめたマルチカラーのジップアップブルゾン(22万9000円)とアシンメトリーのプリーツスカート(32万5000円)のセットアップなど、定番のワードローブをベースにデザインやシルエットに遊び心を加えたラインアップとなっている。

モンクレールの創業年である1952年に由来する“2 モンクレール 1952”は、2018-19年秋冬にスタート。「モンクレール」のデザインチームが手掛け、同ブランドのクラシックな要素を凝縮しモダンに昇華させたコレクションとなっている。

「シュプリーム」が日本人鬼才アーティスト、セキンタニ・ラ・ノリヒロとコラボ

シュプリーム(SUPREME)」は5月4日、日本人コラージュアーティストのセキンタニ・ラ・ノリヒロ(Sekintani La Norihiro)とのコラボコレクションを発売する。東京・渋谷をはじめとした「シュプリーム」直営店と公式サイト、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)などで取り扱う。

セキンタニ・ラ・ノリヒロは、1979年大阪生まれのコラージュアーティスト。異形の形をした人や内臓、性器、ドクロなどをモチーフに、奇抜でサイケデリックなカラーリングの作品を20年以上にわたり発表。ヨーロッパを中心にアンダーグラウンドシーンで“鬼才”として支持を得てきた。

今回のコレクションでは、セキンタニのアートワークを全面にプリントしたコーチジャケットとパンツのセットアップ、スエットをはじめ、同じくアートワークを背面に、“シュプリーム”の文字を前面にプリントしたTシャツなど、全9型をラインアップ。どれもセキンタニの世界観が落とし込まれたアイテムに仕上がっている。

なお、セキンタニは自身のツイッターで同コラボコレクションについて「面白くないですか?僕は面白いと思います」と綴っている。

「ビームス 六本木ヒルズ」の店舗を公開 カジュアルからドレスまでビームスらしいスタイルを提案

ビームスは25日、最大規模となる「ビームス 六本木ヒルズ」を27日のオープンに先駆けて関係者に公開した。六本木ヒルズ ウェストウォーク2、3階で、「ザラ(ZARA)」の跡地になる。2階(面積約400平方メートル)にメンズとウィメンズのカジュアルを、3階(約600平方メートル)にメンズとウィメンズのドレスを展開。同店舗からデビューするブランドや日本を含めた世界中のブランドとコラボレーションしたエクスクルーシブアイテムを数多くそろえる。また、トルソーを約80体使用し、コーディネート提案していることも特徴だ。

メンズ・カジュアルでは、同店舗でデビューする日本発「ザ グローラー ビルト(THE GROLAR BILT)」をエクスクルーシブで展開し、ボーダーのリバーシブルカットソー(1万5000円)などをそろえる。その他、同店のロゴ「BEAMS ROPPONGI」を施したスエット(8000円)、Tシャツ(4000円)、キャップ(4000円)や、「ホワイツビル(WHITE BILLE)」とコラボし、スクリーンデビューして90周年のミッキーマウスを施したスタジャン(7万2000円)、「ビームス プラス(BEAMS +)」と「ブリーフィング(BRIEFING)」がコラボしたグレーのキャリーバッグなどを提案する。

ウィメンズ・カジュアルは「レイ ビームス(RAY BEAMS)」と「ビームス ボーイ(BEAMS BOY)」をそろえる。打ち出しコーナーで大阪に店舗を構えるビンテージショップ3店舗とコラボし、約700点のビンテージアイテムを訴求。その他、シューズ&バッグブランド「マリアム ナッシアー ザデー(MARYAM NASSIR ZADEH)」や「バズリクソンズ(BUZZ RICKSON’S)」などのエクスクルーシブアイテムを展開する。

3階のメンズ・ドレスでは、「ヘルノ(HERNO)」のポップアップを開催し、色別注したウィメンズダウン(7万8000円)や、シルクカシミヤを素材別注したメンズダウン(35万円)をそろえる。その他、「パラブーツ(PARABOOT)」の別注や、「タリアトーレ(TAGLIATORE)」のエクスクルーシブのセットアップなど。ウィメンズは、「アキラナカ(AKIRA NAKA)」のポップアップを開催。別注5型を展開し、同店舗で1カ月先行発売する。その他、ビンテージコーナーも設置し、ハイブランドのバッグやアクセサリーのビンテージアイテムを打ち出す。

同店舗について設楽洋・社長は「私自身、これまでファッション関係者だけでなく、ITや音楽関係を含めた多くの方々とおつきあいをする中で、さまざまなことのボトムと頂点を知ることができた。その中で、海外では無名でもそのクリエイティブな才能にお金をつぎ込む文化があるが、日本にはまだそこまでないと実感している。この六本木ヒルズの店舗では、 “ハイ”をテーマに、スタイル、ファッション、クオリティー全てにおいて新しい形のプレステージを発信する。ビームスにとって新しいトライアルだ」と語った。さらに、「六本木ヒルズには競合他社のセレクトショップが並ぶが、売り上げ一番店になるという考えではなく、影響力のある、時代が変わる、記憶に残る店にしたい」と意気込んだ。

「リーボック」がヴィクトリア・ベッカムとの初のコレクションを発売

「リーボック(REEBOK)」は23日、ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)との初のコラボコレクション“リーボック x ヴィクトリア・ベッカム(Reebok x Victoria Beckham)”を公式サイトで発売した。25日からは、伊勢丹新宿本店とバーニーズニューヨーク銀座店でも取り扱いを開始する。両者は2017年11月にパートナーシップを締結していた。

同コレクションでは、ヴィクトリアの美学であるミニマルスタイルをベースに、リラックスしたムードのデザインと機能性を融合し、スポーツウエアを新たな視点で表現する。

ファーストシーズンとなる19年スプリングコレクションは、ロサンゼルスとロンドンで過ごしたヴィクトリアの経験をインスピレーション源に、カリフォルニアのイメージとロンドン仕立ての洗練をミックスした。キャメルやシルバー、グレーなどのシーズナルカラーに、サンセットオレンジとブラック、ホワイトをキーカラーとして使用。くるぶしまで隠れるニットアッパーのスニーカー(3万5000円)、切りっ放しデザインの袖口が特徴のオーバーサイズフーディー(2万8000円)、ボンバージャケット(5万円)、ハイウエストタイツ(1万6000円)などをそろえた。各アイテムには、“Reebok”と“VB”が重なりあったデザイン、90年代の「リーボック」を象徴するベクターロゴと“VB”が組み合わさったデザイン、ベクターロゴと“VB”が並んだデザインの3種類のグラフィックをあしらった。

ヴィクトリア・ベッカムは、デザインについて「一つ一つのアイテムは動きに対して柔軟に適応するようにデザインし、最適なワークアウトをすることを考えて創ったが、それと同時にファッションのいかなるアイテムともマッチする流行にも即したアイテムを作り上げるということも重視した」と語った。

元プロデューサーらが語る次世代韓国カルチャー

韓国のエンターテインメントプロダクション「エクシス(AXIS)」は、これまでの韓流ムーブメントとは異なる道を進む。BIGBANGや、先日「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル(Coachella Valley Music and Arts Festival)」にも出演したBLACKPINKなど人気K-POPグループを抱える韓国大手YGエンタテインメント(YG ENTERTAINMENT)の元クリエイティブディレクターであるSINXITY(シン・シティ)が独立し、韓国IT大手のネイバー(NAVER)から出資を受け、2018年2月末月に設立した。4月17日にはボーイズクルーambitious ambitionのメンバー、LOGANとelanが個々に4タイトルのデビューシングルを、また所属アーティストKATIEが新しいシングルをリリースし、日本での本格展開もスタートしたばかりだ。

ambitious ambitionはいわゆるK-POPグループのスタンダードとは異なり、音楽だけでなく雑誌の発刊、俳優からプロデューサーまでがそろうマルチクリエイター集団を名乗っており、さらにはファッションマガジン「アンビシャス アンビション(ambitious ambition)」を刊行するなど、従来の音楽グループとは異なる独自路線を行く。またKATIEも米国の人気ラッパー、タイ・ダラー・サイン(Ty Dolla $ign)と新曲でコラボするなど、韓国にとどまらない活動を行う。「エクシス」のSINXITY創業者と、ambitious ambitionクルーのLOGAN、elanに、この先の“韓流Zウエーブ”ムーブメントについて話を聞いた。

独立して「エクシス」を立ち上げた理由は?

YGでは取締役でクリエイティブの最高責任者、またブランド戦略最高責任者として経験を積んだ。アーティストプロデュース以外にもさまざまなクリエイティブコンテンツを作り、多くのクリエイターにいい環境を与えたいと思ったことが理由。

ネイバーから出資を受けた経緯は?

ネイバーとはYGからの付き合いで、両者が協業したプロジェクトを私が担当していた。YGのヤン・ヒョンソク代表が独立の際にネイバーに推してくれ、またネイバーがIT会社、プラットフォームとして世の中に貢献したいと考えるビジョンが私たちと一致して出資してもらった。ヤン代表は投資の話だけでなく、独立する際にも「すぐに起業したほうがいい」とアドバイスをしてくれましたし、YGの練習生だったKATIEが「エクシス」からデビューすることも後押ししてくれた。

「エクシス」が芸能事務所ではなく“クリエイティブプラットフォーム”を名乗るのはなぜ?

私たちは所属クリエイターや外部のクリエイター、アーティスト、他媒体とも協業してコンテンツを作りたいと思っている。ambitious ambitionとKATIEは「エクシス」という環境を使ったプロジェクトとして、象徴的なアーティストだ。

つまり、クリエイターたちの“ハブ”になる形だ。

そう。またそれだけでなく、「エクシス」が持っている環境をプラットフォーム化して、外部のクリエイターやアーティストにソリューションとして提供するビジネスを考えている。