「シャネル」がフレグランス「チャンス」でダンスオーディション実施

シャネル(CHANEL)」は、人気フレグランス「チャンス(CHANCE)」のイベントを3月30日~4月7日に東京・新宿のルミネ0で催す。長年シャネルの広告に携わっている仏アーティストのジャン=ポール・グード(Jean-Paul Goude)による歴代作品を展示するほか、会場内にはブティックを設け、6月に発売する「チャンス オー タンドゥル コフレ」を先行販売する。「チャンス オー タンドゥル パルファム」とオリジナルポーチのセットで、価格は1万3000円。数量限定でなくなり次第終了となる。

またイベント会場では、今年1月に公開された「チャンス」のCMを再現したダンスオーディションも開催する。ダンス好きだというグードが手掛けた同CMは、“ダンスオーディションで4人の女の子がチャンスをつかむ”というストーリー。オーディションはその世界観を再現し、合格者4人を選出してパリ旅行に招待するというもので、審査にはグードも名を連ねる。3月22日から参加者80人を募集し、4月1~6日に予選、イベント最終日の7日に決勝戦を行う。オーディションの告知動画にはブランドアンバサダーでモデルのKoki,が出演する。

ジャン=ポール・グードは、1960年代初頭にイラストレーターとしてパリで活動をスタート。写真や映像、ダンス、グラフィックデザインなど多岐にわたり活躍する。シャネルとの協業は90年の男性用フレグランス「エゴイスト(EGOIST)」から始まり、これまでに「ココ(COCO)」や「シャネル N゜5」などのキャンペーンを手掛けたほか、2002年から現在まで「チャンス」のプロモーションに携わっている。昨年11月には東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホール(CHANEL NEXUS HALL)で作品の展覧会を行い、告知動画にはKoki,を起用。オープニングパーティーにはモデルで女優の山田優や鈴木えみらが訪れた。

モンクレール1952クラシックをポップに昇華

モンクレール Tシャツ コピー」は、世界的クリエイターとのコラボコレクション「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」の2019年春夏第2弾として、“2 モンクレール 1952”を1月31日に世界同時発売する。一部の「モンクレール」店舗およびセレクトショップで取り扱う。

今回、メンズコレクションではアーティストのヘイ・ライリー(Hey Reilly)と協業。グラフィカルなカラーの切り替えが特徴的なブルゾン(26万7000円)や「モンクレール」の巨大なレタリングプリントのスエット(7万7000円)など、ポップで都会的なデザインを打ち出した。

ウィメンズでは、「MONCLER」のつづりを分解して全面に散りばめたマルチカラーのジップアップブルゾン(22万9000円)とアシンメトリーのプリーツスカート(32万5000円)のセットアップなど、定番のワードローブをベースにデザインやシルエットに遊び心を加えたラインアップとなっている。

モンクレールの創業年である1952年に由来する“2 モンクレール 1952”は、2018-19年秋冬にスタート。「モンクレール」のデザインチームが手掛け、同ブランドのクラシックな要素を凝縮しモダンに昇華させたコレクションとなっている。

「シュプリーム」が日本人鬼才アーティスト、セキンタニ・ラ・ノリヒロとコラボ

シュプリーム(SUPREME)」は5月4日、日本人コラージュアーティストのセキンタニ・ラ・ノリヒロ(Sekintani La Norihiro)とのコラボコレクションを発売する。東京・渋谷をはじめとした「シュプリーム」直営店と公式サイト、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)などで取り扱う。

セキンタニ・ラ・ノリヒロは、1979年大阪生まれのコラージュアーティスト。異形の形をした人や内臓、性器、ドクロなどをモチーフに、奇抜でサイケデリックなカラーリングの作品を20年以上にわたり発表。ヨーロッパを中心にアンダーグラウンドシーンで“鬼才”として支持を得てきた。

今回のコレクションでは、セキンタニのアートワークを全面にプリントしたコーチジャケットとパンツのセットアップ、スエットをはじめ、同じくアートワークを背面に、“シュプリーム”の文字を前面にプリントしたTシャツなど、全9型をラインアップ。どれもセキンタニの世界観が落とし込まれたアイテムに仕上がっている。

なお、セキンタニは自身のツイッターで同コラボコレクションについて「面白くないですか?僕は面白いと思います」と綴っている。

「ビームス 六本木ヒルズ」の店舗を公開 カジュアルからドレスまでビームスらしいスタイルを提案

ビームスは25日、最大規模となる「ビームス 六本木ヒルズ」を27日のオープンに先駆けて関係者に公開した。六本木ヒルズ ウェストウォーク2、3階で、「ザラ(ZARA)」の跡地になる。2階(面積約400平方メートル)にメンズとウィメンズのカジュアルを、3階(約600平方メートル)にメンズとウィメンズのドレスを展開。同店舗からデビューするブランドや日本を含めた世界中のブランドとコラボレーションしたエクスクルーシブアイテムを数多くそろえる。また、トルソーを約80体使用し、コーディネート提案していることも特徴だ。

メンズ・カジュアルでは、同店舗でデビューする日本発「ザ グローラー ビルト(THE GROLAR BILT)」をエクスクルーシブで展開し、ボーダーのリバーシブルカットソー(1万5000円)などをそろえる。その他、同店のロゴ「BEAMS ROPPONGI」を施したスエット(8000円)、Tシャツ(4000円)、キャップ(4000円)や、「ホワイツビル(WHITE BILLE)」とコラボし、スクリーンデビューして90周年のミッキーマウスを施したスタジャン(7万2000円)、「ビームス プラス(BEAMS +)」と「ブリーフィング(BRIEFING)」がコラボしたグレーのキャリーバッグなどを提案する。

ウィメンズ・カジュアルは「レイ ビームス(RAY BEAMS)」と「ビームス ボーイ(BEAMS BOY)」をそろえる。打ち出しコーナーで大阪に店舗を構えるビンテージショップ3店舗とコラボし、約700点のビンテージアイテムを訴求。その他、シューズ&バッグブランド「マリアム ナッシアー ザデー(MARYAM NASSIR ZADEH)」や「バズリクソンズ(BUZZ RICKSON’S)」などのエクスクルーシブアイテムを展開する。

3階のメンズ・ドレスでは、「ヘルノ(HERNO)」のポップアップを開催し、色別注したウィメンズダウン(7万8000円)や、シルクカシミヤを素材別注したメンズダウン(35万円)をそろえる。その他、「パラブーツ(PARABOOT)」の別注や、「タリアトーレ(TAGLIATORE)」のエクスクルーシブのセットアップなど。ウィメンズは、「アキラナカ(AKIRA NAKA)」のポップアップを開催。別注5型を展開し、同店舗で1カ月先行発売する。その他、ビンテージコーナーも設置し、ハイブランドのバッグやアクセサリーのビンテージアイテムを打ち出す。

同店舗について設楽洋・社長は「私自身、これまでファッション関係者だけでなく、ITや音楽関係を含めた多くの方々とおつきあいをする中で、さまざまなことのボトムと頂点を知ることができた。その中で、海外では無名でもそのクリエイティブな才能にお金をつぎ込む文化があるが、日本にはまだそこまでないと実感している。この六本木ヒルズの店舗では、 “ハイ”をテーマに、スタイル、ファッション、クオリティー全てにおいて新しい形のプレステージを発信する。ビームスにとって新しいトライアルだ」と語った。さらに、「六本木ヒルズには競合他社のセレクトショップが並ぶが、売り上げ一番店になるという考えではなく、影響力のある、時代が変わる、記憶に残る店にしたい」と意気込んだ。