東京ファッション・ウイークをどう変える? アマゾン冠スポンサー就任の狙い

ジェームズ・ピータース=アマゾン ジャパン バイスプレジデント兼ファッション事業部門部門長(以下、ピータース):アマゾンはこれまで、ニューヨーク・メンズ・コレクションのスポンサーやメットガラの協賛など、グローバルにファッションを支援してきた。ファッションが好きなお客さまを持つわれわれにとって、ファッション業界をサポートすることは、自然な選択だった。消費者がオンラインであたりまえに服を買うようになった流れと同じ。どのように業界を効率よく、素早く支援し、お客さまへ還元することができるかと考え、今回の契約に至った。日本では、この規模でファッションをサポートするのは初めてのこと。

契約年数と金額は非公開にしている。長期的な契約を見込み、1シーズンで打ち切ることは予定していない。スポンサーとして、どのようにデザイナーをサポートできるかを重視する。

この契約を交わしてから、まだ90日足らず。今回は大きく変更はせずに、これまでJFWOが採用してきた形式を踏襲する。新たな施策は、21、22日に表参道ヒルズで開催する「ユイマナカザト」のインスタレーションだ。同ブランドがパリで発表したコレクションを東京で披露する機会をサポートする。メイクはAFWTのスポンサーになった資生堂が行う。このようなコラボレーションでファッション・ウイークを進化させることができると期待する。

若手デザイナーのサポート体制については検討段階にある。既にアマゾンには、デザイナーを国際的にサポートできる力がある。例えば、彼らが商品を売りたいと考えていたら、アマゾンで今すぐにでも販売が可能だ。

そのようなページも検討予定だ。しかし、デザイナーが商品の販売を希望するのであれば、われわれには準備がある。一方、出店を強制することはない。ルールを作るのではなく、デザイナーたちの助けになりたいと考えている。

日本語の他に英語と中国語(簡体字)でもショッピングができる。つまり、日本人以外でも英語と中国語を話す人であれば世界中で買い物を楽しむことが可能だ。日本にも多くの有能なデザイナーがいて特に若手デザイナーはもっと世界に知ってもらう機会を設けるべきと考える。その壁を乗り越えるために、アマゾンがデザイナーたちをどのように支えていけるかが課題だ。

アマゾンには対応できる体制が整っているし、ショーを開催したその日中に商品を届けることだってできる。もし、この形式でショーを行いたいと考えるブランドがあれば、いつでもドアを叩いてほしい。アマゾンはよろこんでそのドアを開く。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です